20代実家暮らしのメリットとデメリット(田舎編)

生き方・キャリア

今日は、私が2年間田舎の実家で生活した経験をもとに、

20代田舎実家暮らしのメリットデメリットについて、書いていきたいと思う。

私なりの考えが強いと思うので、「世の中にはこういうやつもいる」程度に読んでもらえると嬉しい。

特に以下に当てはまるような方にはもしかすると参考にしやすいかもしれない。

  • まだ結婚していない20代男性
  • 実家が自営業をしていて継ぐかどうか迷っている
  • 実家が田舎にあって、実家が大好き

自己紹介

簡単に自己紹介を。

1996年9月:徳島県生まれ 実家は養豚・ハムソーセージの加工や販売を行う会社を経営

そこから18年間は、徳島で過ごす。

2015年4月:東京の大学へ入学

2019年4月:卒業後は、IT企業へ入社。勤務地は大阪になる。尼崎市に住む。

2020年3月:コロナ感染拡大の影響でリモートワークが開始。ZOOMでしか人と会わない日々。

2022年4月:会社のルールとして全国どこでも住んでOK

(出社時は交通費も15万を上限に出す)になる→徳島に引っ越すことに

2024年5月:色々と自分の中に変化があり、再び東京へ引っ越す決断をする

2022年4月 なぜ実家に帰る決断をしたのか?

2022年4月、全国どこでも住んでOK、通勤手当は月15万を上限として利用可というルールが

会社から発表された。引き続き尼崎市に住むこともできたが、なぜ実家に帰る決断をしたのか?

理由は大きく3つ

  • もっと人と密着した生活をしたいと思ったから
  • お金の面で楽だから
  • 実家を継ぎたいと思っていたから

もっと人と密着した生活をしたいと思ったから

私は大阪勤務だったので、当時住んでいた尼崎市でリモートワークをしていた。

しかし、大阪も尼崎も自分には縁もゆかりもない場所だった。

だから、仕事以外で本当に付き合いがなかった。友達も誰一人としていなかった。

そしてコロナということもあり、外に出歩きづらかった。

唯一関わりがあったのは、家の近くの

  • 行きつけ居酒屋のうおまるのマスターご夫妻
  • 行きつけワイン屋Apricusのオーナー
  • 行きつけ魚屋の芝鮮魚店のご夫妻

くらいだったのではないだろうか。

私にとってはとてもありがたかった。皆さんとても優しく私を可愛がってくれた。

でもやはり孤独だった。もっと人と密着した生活を送りたいと思った。

仕事はもう少し同じ仕事で頑張りたいと思った。

なぜなら、マネージャー経験を早く積みたいと思っていたから。

そしてもう少し頑張れば経験を積める未来が見えていたから。

だから仕事は変えずに、今の孤独感を解決したいと思っていた。

お金の面で楽だから

新卒1年目~3年目、お金は貯まるには貯まったが、実家暮らしの同期の話を聞いて、

自分は全然貯まってないんだなと気づいた。

決してお金が貯まらないわけではないが、贅沢はできない生活だったと思う。

そして未来が危ういと感じた。

お金の価値も理解できていなかった。だから無駄なことに沢山お金を使ったと思う。

実家に帰れば、お金は勝手にたまっていく。そう感じていた。

実家を継ぎたいと思っていたから

私は、実家が自営業であることに誇りをもっていた。

なぜなら父が経営する店は、徳島県では多くの人が知っているような有名な店だと思っていたから。

事実、今でもそうだと思う。

私は仕事でEコマースの業界に携わっているが、自分が経験したことや得たスキルを

どうにか実家の仕事に活かしたいとも思っていた。

また父が経営者として、仕事を作ったり、リードしていく姿もかっこいいと思っていた。

自分も将来、経営に携わる仕事がしたい、この店を残し続けたい、そしてより事業を大きくしたいと

思っていた。

そんな思いで、社会人3年目が終わるタイミングで徳島に帰ることを決断した。

田舎に帰ってみて、実家のメリットとデメリット

メリット

メリット詳細
飯が上手い都会よりも田舎のほうが素材が充実する
昔から食べている郷土料理や両親の味は上手い
酒がただで飲めるシンプルにただ酒、最高
家事をしなくていい洗濯、掃除etcすべてやらなくてよい
住みやすい住み慣れた場所、見慣れた景色で、今までと同じ仕事ができるので、
とてつもなくQOLが上がる。不安がない。
繋がりが増える両親の知り合い等、知っている人の輪がどんどん増えていく。
田舎ならではの、人と人の距離の近さがある。

デメリット

デメリット詳細
お金は貯まるようで
貯まらない
実家に帰ったからといって、当たり前だが使えばなくなる
環境が変わっても自分が変わらなければ金はなくなる
得られるはずの経験値を得られなくなる20代のこの期間に、実家にいると、この期間に得られるはずのスキルが得られなくなる可能性が高い。(例:料理等の家事スキル)
刺激がない常に安心している状態なので、今に危機感が生まれない。
このままでいいとなり、そこに成長が生まれなくなる。
親の価値観が自分の価値観になっていく良くも悪くもだが、親と一緒にいる時間が長くなると、
親の口癖や価値観が移っていく。結果的に自分軸で物事を判断できなくなり、他人軸の判断になっていってしまう。
自分に甘くなる何事も他人任せ、自分で自分の人生を生きられなくなる。
甘え続けた結果、自分の幸せが何なのかさえわからなくなる。

どちらがいいかは人それぞれ

20代で田舎に帰るという選択肢は、世間的には否定されがちだ。

でも私は思い切って帰ってみてよかった。皆さんも帰りたかったら帰ればいいと思う。

私は会社の部長の反対もあったが、押し切って帰って良かった。

メリットもデメリットも経験できたから。経験しないとどちらがいいとかわからなかった。

帰らなかったら、いつか帰りたいなーとずっと思っていたと思う。

とにかく帰るという行動をやってみてよかったと思っている。

皆さんも、自分がどうしたいかで決めていけばいいと思う。

私がどう生きるか

私はメリットに惹かれて、徳島に帰った。

自分の知っている場所で、会社の仕事をできて最高だった。

家事はしなくていい、飯も酒も上手い、周りからはちやほやされて、言うことはなかった。

土日は、会社が休みなので、父が経営する仕事の手伝いもした。

楽しかった。やりがいがある仕事だと思った。

ただ、どこかで、もやもやしている部分もあった。

「このままで俺、大丈夫なん?幸せなん?」

このまま、徳島にい続けることが幸せなのか、考えた時に、

徳島のことは大好きだけど、ここにいたらダメだと直観が働いた。

本来の自分はもっと自分に厳しい自分ではないか?

それが自分が自分を認められる自分の姿であり、らしさだったのではないだろうか?

実家の仕事も、本当に自分がやりたい仕事なのか、わからなかった。

やりたいとは思っている。頑張りたい。もっと事業を拡大しようと思えばできる自信もある。

でもこの仕事をずっと続けていけるのか。豚を育てることや、肉を切ること、ハム・ソーセージを

作ることに何も興味がなく、売り上げをつくることにしか興味がない私がこの店を

継いで大丈夫なのか。

私はこの家に生まれなければ、たぶんこの仕事をすることはないだろう。

そんな私が、家を継いでいいのだろうか。

なぜ私は、この会社を継ごうとしているのか。

そう考えたときに、自分は、父の会社の事業をやりたいわけではなくて、父の在り方や背中に

憧れがあり、その父が作ってきた店だからその店を残したいだけなのだと気づいた。

だから、私は父が作り上げた事業にフルコミットしなくてよい、

むしろ誰かがその仕事をできるようにサポートをするくらいでいいのだと気づいた。

そして自分は自分の仕事ややりたいことで、自分らしさを出していけばいいのだと感じた。

そして父の仕事を継ぐということを自分の夢のように追いかけてきた訳だが、

夢を追いかけてきたことは実は逃げだったのかもしれないと感じた。

ずっと自分らしさを失い続けてきたのかもしれないと思った。

だからもう1度、自分らしさを取り戻したいと思う。

自分が自分を認められる状態、俺頑張ってるやん!と思える状態を作りたい。

自分に自信を持ちたい。そして自分の幸せを掴みたいと。

そのために東京に出てチャレンジをしよう!そう考えた。

これからどんな未来が待っているかわからない。

恐怖もある。でも、「やるか、やるかやるか」

自分で人生を切り拓く。

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